「ちょっと待ってくれないか?彼女はここのスタッフじゃないんだ!」
僕は彼に弁解し、クニも一緒になって説得してくれた。
しばらく我々がアタフタしていると、何故だが彼は笑い出した・・・。
「ジョークダヨ!僕ハ、ココノオーナーだよ!」
僕らは唖然とした。しかもこいつ、なかなか流暢な日本語を喋ってるし・・・。
って事は・・・、
「あんたがデーパックなのか?」
「いいや、違うよ。彼もここのスタッフだけどね・・・。」
ん?なんだかおかしいぞ。確かここのオーナーはデーパックのはずだ。
じゃぁ、一体コイツは誰なんだ?
そんなやりとりをしていると、髭を生やしたもう一人のインド人が入って来た。
また、訳の分からん奴が入って来た・・・。
我々も、いい加減に訳が分からなくなり少々パニックに陥っていた。
すると、髭のオトコは僕を見るなり手を差し出し、こう言った。
「ハジメマシテ!」
断る理由も無く、僕は彼の手を握り握手をした。
そして、なんだか僕を見てニヤニヤしている。なんだコイツ、気持ち悪りぃなぁ・・・。
「マダ分カリマセンカ、クワサン?私ガ、デーパックデス!」
えっ!コイツがデーパック本人なのか?でも、初めて会ったのに僕の名前を知ってる・・・。
そうである。
彼らは我々をカラかって遊んでいたのだ。もう一人は彼の友人で、同じくゲストハウスをやっているらしい。
ずっとメールや電話のやりとりだったが、ようやくデーパックに会えた。
しかしまぁ、何処にでもいる有り溢れたインド人顔である。この後、色んな街に行くのだが、アレ!今のデーパック?な~んて間違える事がしばしばあった。
ジョーク?というか、とにかくインド人は人を騙すのが好きなのだろうか?まぁ、生活の為にやっている人がほとんどなのであるが・・・。
実はDTTDCでユキとあった後、パヤルで話をした。
「あのさぁ、教えて欲しいんだけどアソコって本当にDTTDCなん?」
「あっ、アソコは偽物ですよ!」
あぁ、やっぱり・・・。場所も微妙に歩き方の地図と違ってたし・・・。
「あの時ね、本当はこの事をクワさんに伝えたかったんです。でも、なかなかタイミングがなくって・・・。」
「僕はおかしいと思って何も金は使わなかったけど、君は騙されたのか?」
「はい。」
「じゃぁ、なんでまたあそこに?」
「高くついたけど、いい人ばかりだったし・・・。またあのときのドライバーに会いたくって!」
ん~、何とも人が良いと言うかアホと言うか・・・。でもまぁ、彼女が納得してるんなら良いのであるが。
もしデリーに行く方がいらしたら、参考にして欲しい。
DTTDCとはDelhi Tourism Transportion Development Corporationの略で、デリーの観光開発公団です。公団と名が付く通り、ここの人間が外国人に無理やりその場で法外な値段のツアーを組ませる事はありえませんので・・・。
インド人に導かれて行く「良い旅行会社」と言うのは大抵がボッタクリであり、連れてきた人間にバックマージンが渡るようになってます。
このシステムは安いゲストハウスもそうなんですが、夜遅く宿に困った時これを逆手に取り利用することも出来ます。
しかし決して油断は許されない国、それがインドなのです。
デリーに来て4日目。
そろそろ次なる場所に向かわなくては・・・。ルートであるが、あのニセDTTDCに組んでもらったプランをそのまま自分で手配する事にした。デーパックにも相談したが、まぁ無理はないだろうとの事だった。
しかし、年末が近づくにつれて列車の手配も厳しくなるだろう。今ならその場で全ルートの列車を押さえられる。でも、僕はそれはしたくはなかった。
写真はデリーでは数少ないうちの一つの観光地、ラール・キラーである。僕が行ったときは定休日でした。まぁ、入場料250ルピーは高いなぁと思っていたのもあったが・・・。
そうなのです。これが僕の考える理想の旅です。
日付ごとに予定を決め、この日はココ、次に電車に乗ってココ・・・、なんて最初に全部決まってしまっているのは単なるツアー客と同じだ。
とにかくトラブルもあるだろうが、この先も「行き当たりばっ旅」で行こう!
そう心に誓い、先日下見に行ったデリー駅2階の切符売り場に向かった。デリーから出る1枚の切符だけを買いに・・・。
僕は彼に弁解し、クニも一緒になって説得してくれた。
しばらく我々がアタフタしていると、何故だが彼は笑い出した・・・。
「ジョークダヨ!僕ハ、ココノオーナーだよ!」
僕らは唖然とした。しかもこいつ、なかなか流暢な日本語を喋ってるし・・・。
って事は・・・、
「あんたがデーパックなのか?」
「いいや、違うよ。彼もここのスタッフだけどね・・・。」
ん?なんだかおかしいぞ。確かここのオーナーはデーパックのはずだ。
じゃぁ、一体コイツは誰なんだ?
そんなやりとりをしていると、髭を生やしたもう一人のインド人が入って来た。
また、訳の分からん奴が入って来た・・・。
我々も、いい加減に訳が分からなくなり少々パニックに陥っていた。
すると、髭のオトコは僕を見るなり手を差し出し、こう言った。
「ハジメマシテ!」
断る理由も無く、僕は彼の手を握り握手をした。
そして、なんだか僕を見てニヤニヤしている。なんだコイツ、気持ち悪りぃなぁ・・・。
「マダ分カリマセンカ、クワサン?私ガ、デーパックデス!」
えっ!コイツがデーパック本人なのか?でも、初めて会ったのに僕の名前を知ってる・・・。
そうである。
彼らは我々をカラかって遊んでいたのだ。もう一人は彼の友人で、同じくゲストハウスをやっているらしい。
ずっとメールや電話のやりとりだったが、ようやくデーパックに会えた。
しかしまぁ、何処にでもいる有り溢れたインド人顔である。この後、色んな街に行くのだが、アレ!今のデーパック?な~んて間違える事がしばしばあった。
ジョーク?というか、とにかくインド人は人を騙すのが好きなのだろうか?まぁ、生活の為にやっている人がほとんどなのであるが・・・。
実はDTTDCでユキとあった後、パヤルで話をした。
「あのさぁ、教えて欲しいんだけどアソコって本当にDTTDCなん?」
「あっ、アソコは偽物ですよ!」
あぁ、やっぱり・・・。場所も微妙に歩き方の地図と違ってたし・・・。
「あの時ね、本当はこの事をクワさんに伝えたかったんです。でも、なかなかタイミングがなくって・・・。」
「僕はおかしいと思って何も金は使わなかったけど、君は騙されたのか?」
「はい。」
「じゃぁ、なんでまたあそこに?」
「高くついたけど、いい人ばかりだったし・・・。またあのときのドライバーに会いたくって!」
ん~、何とも人が良いと言うかアホと言うか・・・。でもまぁ、彼女が納得してるんなら良いのであるが。
もしデリーに行く方がいらしたら、参考にして欲しい。
DTTDCとはDelhi Tourism Transportion Development Corporationの略で、デリーの観光開発公団です。公団と名が付く通り、ここの人間が外国人に無理やりその場で法外な値段のツアーを組ませる事はありえませんので・・・。
インド人に導かれて行く「良い旅行会社」と言うのは大抵がボッタクリであり、連れてきた人間にバックマージンが渡るようになってます。
このシステムは安いゲストハウスもそうなんですが、夜遅く宿に困った時これを逆手に取り利用することも出来ます。
しかし決して油断は許されない国、それがインドなのです。
デリーに来て4日目。
そろそろ次なる場所に向かわなくては・・・。ルートであるが、あのニセDTTDCに組んでもらったプランをそのまま自分で手配する事にした。デーパックにも相談したが、まぁ無理はないだろうとの事だった。
しかし、年末が近づくにつれて列車の手配も厳しくなるだろう。今ならその場で全ルートの列車を押さえられる。でも、僕はそれはしたくはなかった。
写真はデリーでは数少ないうちの一つの観光地、ラール・キラーである。僕が行ったときは定休日でした。まぁ、入場料250ルピーは高いなぁと思っていたのもあったが・・・。
そうなのです。これが僕の考える理想の旅です。
日付ごとに予定を決め、この日はココ、次に電車に乗ってココ・・・、なんて最初に全部決まってしまっているのは単なるツアー客と同じだ。
とにかくトラブルもあるだろうが、この先も「行き当たりばっ旅」で行こう!
そう心に誓い、先日下見に行ったデリー駅2階の切符売り場に向かった。デリーから出る1枚の切符だけを買いに・・・。
kuwamanさん こんにちわ〜!^^
返信削除デーパックさん . . . 大阪時代の後輩のM君とソックリ!!
日本にもいますね〜^^
行き当たりばっ旅 . . . 無駄な事もあるんだろうけどそれをも楽しもうとするスタンスが良いですねd(^^
気持ちにも余裕がないとできませんしね^^
ガタローさん
返信削除アイツ・・・、日本にもソックリさんがいましたか!(笑)
この旅の時、いつも皆に言ってたんですが・・・。
「僕は金は無いが、時間と体力はある!」
だから、丸二日かけてバスで国境越えしてたんだけどね!(爆)
でも、気持ちに余裕は無かったような・・・!?